先日、100均のすのこに100均のキャスターを貼り付けて、簡単な台車を作成しました。
フローリングに傷がつきにくいように、ゴム製のキャスターを使いたくなったので、100均のすのこに取り付けるための台座・マウンタを3Dプリンターで作成した記録です。
材料
- すのこ
- ゴムキャスター
- ノギス
- STLデータ作成ソフト
- Gコード変換ソフト
- 3Dプリンター
- PLA樹脂
- ナベネジ
- +ドライバー
作り方
想定する用途では、前後に動かすだけなので、この固定型キャスターを使おうと思います。

すのこの板に直接ねじ止めすれば簡単なのですが、キャスターを付けた板(下図左の黄色部分)しか支えがないことになります。
すのこ全体で支えるためにケタにキャスターを付けたいと思います。

しかしケタの幅が狭すぎてねじ止めできないため、ケタを挟んで設置できるように、台座を作成します。

ノギスで測ったところ、
キャスターの台座は、18.4mmx36.8mm でした。
穴の間は 29mm です。
台座の厚さは 1.3mm程度 でした。

すのこは板の幅が 29.6mm
厚さが 6.2mm
ケタの幅が 12.5mm
厚さが 8mm でした。
これに合わせてパーツを作成します。

16mm のネジの在庫がありました。これを使います。
ネジを締めたときに、すのこ板の表にネジの先端が飛び出ないためには、台座の高さは最低でも 8.5mm 必要です。
少し余裕を持たせて、10mm で作成することにします。

3Dデータ作成ソフトを使い、データを作ります。
まず下絵を描き、足になる部分を押し出します。

次に、ケタに当たる部分を押し出します。
足になる部分に、ネジを通す穴を開けておきます。

角を丸めておきました。
ここまで作成したボディをミラーコピーして、データの完成です。

スライサーソフトでGコードに変換します。

プリントしました。
上から力のかかるパーツなので、PLAより丈夫とされるABSのフィラメントを使いました。
プリント時間は、4つ合わせて、ドラフト品質で2時間ちょっとです。

すのこのケタにプリントしたパーツを噛ませ、キャスターを当てて、ネジを締めていきます。

4カ所にキャスターを付けたら完成です。

ペットボトルの箱を乗せてもスムーズに動きます。

フローリングに優しい、ゴムキャスターを使ったすのこ台車が完成しました。

The other day, I made a simple cart by attaching 100-yen shop casters to a 100-yen shop slatted board.
I later decided to switch to rubber casters to help prevent scratches on the flooring, so I designed and 3D-printed mounts to attach the new casters to the slatted board.
This is a record of that process.



コメント